【令和8年度】堺市の中小企業向け「デジタル化補助金」で最大100万円!制度の概要と活用ポイントを解説
こんにちは、デジタル屋さん 宮原です!
「業務をデジタル化したいけど、コストがネックで踏み出せない」——そんな堺市内の中小企業の方に、ぜひ知っていただきたい制度があります。
堺市では、中小企業のデジタル化を後押しする「堺市中小企業デジタル化促進補助金」を実施しています。費用の最大半額、上限100万円が補助される制度です。
令和8年度(2026年度)の募集要項が本日公開されましたので、制度の概要と活用のポイントをわかりやすくまとめました。
補助金の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 1/2以内 |
| 補助上限額 | 100万円 |
| 対象者 | 堺市内に事業所がある中小企業、従業員300人以下の社会福祉法人 |
| 募集期間 | 令和8年5月1日(金)〜 8月31日(月) |
| 交付決定 | 令和8年9月中旬頃予定 |
| 事業完了期限 | 令和9年2月12日(金)まで |
つまり、200万円のシステム導入なら実質100万円の自己負担で済むということです。
どんなことに使える?
この補助金は「業務を改善・効率化するためのデジタルツール導入」を支援する制度です。
補助対象になるもの
補助対象経費は「設備費」と「委託外注費」の2区分です。
- 設備費:IoT・AI・ロボット・RPA・ソフトウェア・クラウドサービスを新たに導入・運用するための機械装置・部品・工具・器具、ソフトウェア・情報システム
- 委託外注費:調査設計、導入計画の策定、技術コンサルティング、ソフトウェア・クラウドサービスの利用料(最大1年分)
たとえば「センサーやIoTで生産性・在庫状況を見える化したい」「AIや画像認識で検品作業や需要予測を自動化したい」「RPAでバックオフィスの単純作業を自動化したい」「財務会計・人事労務・生産管理・受発注などの業務改善ソフトを導入したい」といったケースが当てはまります。
一方で、以下は補助対象外です
- ホームページ・ECサイトの制作、SEO対策、SNS活用、動画撮影・編集等に係る経費
- 事務用PC、タブレット、プリンタ、文書作成ソフト、スマートフォン等の汎用機器
- 既に導入済みのデジタルツールの更新料・利用料・買い足し(新規導入のみが対象)
- リース・レンタル契約での導入
- 通信環境・テレワーク環境の整備・増強
- コンサルティング費用のみの申請(設備費を伴う必要あり)
- 自社の人件費(ソフトウェア開発等)
- 単なる情報提供サービスに係る経費
あくまで「業務改善・生産性向上のためのデジタルツール新規導入」が趣旨なので、情報発信目的のWeb制作や既存ツールの更新とは区別されています。
なお、「業務システムの一部としてのWeb機能」など判断が難しいケースもありますので、事前相談で確認することをおすすめします。
申請前に必要な準備(ここが重要!)
この補助金には、申請の前に満たすべき条件があります。
① 事前支援を受ける
以下のいずれかの支援を事前に受けている必要があります。どちらも無料で利用できます。
- 堺市産業振興センター「産業DX支援センター」
- TEL: 072-255-6700
- https://www.sakai-ipc.jp/bizsupport/management/ipc.html
- 堺商工会議所「IT導入・デジタル化支援専門家派遣」
- TEL: 072-258-5503
- https://sakai-itnavi.com/madoguchi/
⚠️相談申込の締切は令和8年7月17日(金)17時です。
募集期間は8月末までですが、事前相談はそれより早く締め切られるので注意してください。
②「マナビDX」のオンライン講座を受講する
経済産業省とIPA(情報処理推進機構)が公開するデジタルスキル学習プラットフォーム「マナビDX」のオンライン講座(基本無料)を受講し、申請書に感想等を記載する必要があります。
③「SECURITY ACTION」の一つ星を宣言する
IPA(情報処理推進機構)が実施する「SECURITY ACTION」の一つ星を宣言し、その証明書類を申請時に提出する必要があります。
④「堺DX診断」を受診する
堺市産業振興センターのホームページから「堺DX診断」を受診し、その診断結果を申請時に提出する必要があります。
申請から採択までの流れ
① 事前相談(産業DX支援センター or 堺商工会議所)※7月17日までに相談申込
↓
② マナビDXのオンライン講座を受講
↓
③ SECURITY ACTION(一つ星)を宣言・堺DX診断を受診
↓
④ 補助金申請(5月1日〜8月31日)
↓
⑤ 抽選・審査(9月3日に抽選で審査順を決定)
↓
⑥ 交付決定(9月中旬頃)
↓
⑦ 事業実施・支払い(令和9年2月12日まで)
↓
⑧ 実績報告 → 補助金受領
知っておくべきポイント
先着順ではなく、抽選制です。申請額が予算を上回った場合、9月3日(木)10時に抽選で審査順が決まります。抽選結果は当日中に堺市ホームページで公表されます。
交付決定前の発注・購入は対象外です。「先に契約して後から申請」はできません。必ず交付決定を待ってから発注してください。これはよくある失敗パターンなので、特に気をつけたいポイントです。
50万円以上の契約は相見積りが必要です。契約先1件あたりの見積額合計が50万円(税抜)以上になる場合、同一条件で相見積りを取り、最低価格の事業者を選定する必要があります。ただし、産業DX支援センターや堺商工会議所のベンダーマッチングを通じて契約先を選定した場合は、相見積りは不要です。
もうひとつの制度:DXリスキリング補助金
堺市にはもうひとつ、「堺市中小企業DXリスキリング補助金」という制度もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 1/2以内 |
| 補助上限額 | 20万円 |
| 対象 | 社員向けのDX研修(外部eラーニング・集合研修、外部講師を招いた社内研修) |
「社員にAIの使い方を学ばせたい」「DX人材を育成したい」という場合に活用できます。令和8年度の募集期間は令和8年5月1日〜令和9年1月29日で、研修開始の1か月前までに申請が必要です。デジタル化促進補助金と併せて活用を検討してみてください。
詳細は堺市の公式ページをご覧ください。
「デジタル屋さん」ではこんな支援ができます
「対象になりそうなのはわかったけど、具体的に何ができるの?」という方に向けて、私たちデジタル屋さんがお手伝いできる活用例をご紹介します。
AIを活用した業務効率化
たとえば、日々の問い合わせ対応やスケジュール調整、情報整理などに追われていませんか?
私たちはAIを活用した業務支援ツール(いわば「AI秘書」)の構築をお手伝いしています。
- お客様からの問い合わせ内容をAIが自動で分類・下書き対応
- 社内の情報を学習させたAIチャットボットで、社員からの質問対応を効率化
- 日報や議事録の自動要約・整理
こうした「人がやらなくてもいい作業」をAIに任せることで、本来の業務に集中できる環境をつくります。
Bカートを活用した受発注システムの導入
「電話やFAXで受発注していて、ミスや手間が多い」——そんなお悩みには、BtoB向けWeb受発注システム「Bカート」の導入がおすすめです。
- 取引先ごとに価格や商品を出し分けできるWeb受注サイトを構築
- 受注データを自動で集計、手作業での転記ミスを解消
- 24時間いつでも発注可能になり、取引先の利便性も向上
Bカートは一般消費者向けのECサイトではなく、既存取引先との受発注業務を効率化するBtoB専用のクラウドサービスです。要領に記載されている「受発注等の業務改善クラウドサービスの導入」に該当する取り組みとして、補助対象となる可能性があります。※具体的な対象可否は事前相談で確認されることをおすすめします。
Bカートについてはコチラ:BtoB EC 導入支援
上記はあくまで一例です。「うちの業務だとどうなる?」というご相談も大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
堺市のデジタル化促進補助金は、中小企業にとって非常に使いやすい制度です。ポイントを整理すると以下のとおりです。
- 費用の半額、最大100万円が補助される
- IoT・AI・RPA・業務ソフト・クラウドサービスなど幅広いデジタルツールの新規導入が対象
- 事前相談(7月17日まで)、マナビDX受講、SECURITY ACTION宣言、堺DX診断を忘れずに
- 交付決定前の発注はNG。スケジュール管理が大切
「うちの業務にも使えるのかな?」「どんなシステムなら補助対象になる?」と思った方は、まずは産業DX支援センターや堺商工会議所に相談してみてください。
私たち 合同会社デジタル屋さんでも、補助金を活用したDX支援のご相談を承っています。「こういう業務を効率化したいんだけど…」というざっくりしたご相談から大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
参考リンク: – 堺市中小企業デジタル化促進補助金(堺市公式)
– 堺市DX推進支援
– 産業DX支援センター
– 堺商工会議所
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